メタボリズム建築の代表作、黒川紀章氏の『中銀カプセルタワービル』のカプセルを作ってみました。
メタボリズム ってなんですか?
意味は新陳代謝。高度経済成長期の日本で、急激な人口増加でこのままでは住む場所がなくなってしまう!と言われていた頃(大げさ)、大きく変化・膨張する都市に対応するために生まれたのがメタボリズム運動です。西洋以外から出てきた初の建築運動でもあります。
中銀カプセルタワービル ってなんですか?
中銀カプセルタワービルはメタボリズムの提唱者の一人である黒川紀章氏による建築です。極狭ワンルームのカプセルが大量にくっついたビルでカプセルは取り外しが可能となっていますが、一度も交換されることなく2022年取り壊されました。
メタボリズム、中銀共に詳しくはwiki等でググってください(丸投げ)
再現場所
丘の上にある第4都市美術館の向いに作っていきます。
大きさ決め
5m×8m×5mの箱を作ります。
ちなみに本物のカプセルは縦横高さは2.5m×4m×2.5m。ちょうど2倍の大きさです。
外装
滑らかクォーツでお豆腐を作り、十字の窓を開けます。
本物は丸窓ですが、丸くならんのじゃ!(急なノブ)
外装裏
ドアと階段を設け、天井を張り、光源を設置。
光源隠しに感圧版を置きます。
間取り
2倍でも激狭ワンルーム。ビジネスマンのセカンドハウスとして作られたらしいので、寝るためだけの部屋ですね。
UBはユニットバスですが、何もおけません。
内装
ユニットバスのドア(左)と出入り口ドア(右)。床は青色羊毛にしています。
ユニットバス
本物はトイレ、洗面台、バスタブのいわゆる3点ユニットバスですが、
階段クォーツを置いただけの狭いバスタブとシャワー的なレバーのみ。せまし。
部屋
宇宙船っぽい雰囲気なんですが、これが限界です。
ベッドとデスクと椅子、壁に絵やボタンを置いて終了です。
周辺整備
閃緑岩で道路から通路を伸ばします。
一番外側に階段ブロックで溝を作り、単調にならないようにしてみます。
以上で完成です。
雑記
中銀カプセルタワービル、取り壊される前に記事にしたかったのが結局更地になってしまいました。名残惜しい気もしますがカプセルは美術館などに引き取られ、また見られる日が来るかもしれません。しかし、北浦和公園には昔からカプセルが置いてあるので今でも普通に見られます。なぜか埼玉。
次回も単発で何か。それではまた次回です!